「減速して自由に生きる ダウンシスターズ」が、当たり前だけど、今の消費社会の盲点を突いている件について

ども「つなぎ」です。

 

高坂 勝さんの「減速して自由に生きる ダウンシスターズ」を読みました。

 

「稼げない時代になったんだから、今までのやり方をやめよう。消費そのものを減らそう。」ってメッセージが伝わってきました。

 

以下、緑色の部分が引用です。

①巨大経済システムから、片足を抜く

 

高坂さんはこうおっしゃっています。

pp116.繁盛しないことを目標にしました。

118稼がない自由。巨大市場システムから片足を抜いた私は、生活実費が少なくなった群だけ収入を減らしても大丈夫。しっかり稼ぐのも自由ですが、ある程度で満足して、それ以上は稼がないという自由もあるのです。
pp。124漠然とした成長志向や拡大志向がなければ、不必要な先行投資をしないで済みます。
経済成長が前提の時代には大規模拡大化への魅力やメリットが大きくなるのが当然の帰結でした。しかし、経済成長が不可能、および不必要な時代になったのだから、経済成熟・経済縮小に沿った考え方にシフトしてゆくのが自然だと思います。
確かに、資本主義である今は、経済に浸かれば浸かるほど、底なし沼です。なので、早めに、「稼いで豊かになる」という方法以外で、豊かになる方法を探すほうが賢明ですね。

②1つ1つがヘボくても、自分のやりたいこと、好きなことをぜんぶあわせれば、それが世界でたった1つのものになる。

また、高坂さんは、今まで考え方では、1つのことだけで1番になれる人は、1人しかいないことを指摘しています。そして、それでは、ほとんどの人が、負け組で、
勝ち組になることに疲れてしまうことを指摘しています。なんで、自分の好きなもの・やりたいことをすべて組み合わせて、1番になればいいといっています。
pp.133
私は料理だけで勝負しても日本一になれません。音楽の品揃えでも日本一になれません。酒の品揃えでも日本一になれません。単品特化志向では、世界のトップは一人。すべての人がトップを目指さねばならない社会は疲れます。トップ一人以外は全員が敗者となります。
一方、好きなことを全部投入すれば、その組み合わせは、誰も真似できないオンリーワンになります。私の店には日本一のものも突出している何かも一切ありませんが、自分の個性を全部入れているから、世界で1つの店になっている。

③従来の競争社会から降りる。勝ち組、負け組社会から降りる。

 

従来の企業に雇われた働き方だと、勝ち組と負け組が常に生まれます。そんな競争からは降りて、他の生き方もあることを伝えています。

161現金収入しかないビジネスマンは、お金がなければ食べ物すらも手に入れられず、いきてゆけません。だから、与える文化ではなく、「囲い込む」文化になりがちだと思います。「囲い込む」ことは、誰かと戦い、奪い合うことにも繋がります。誰かに奪われないように、疑心暗鬼になるかもしれません。失う恐怖は、ストレスを生み、自由に生きる選択を狭めるかもしれません。誰も過去に、「分かち合う」ことの喜びを経験したことがあると思います。楽しく、うれしく、つながりあう喜びです。しかし、ビジネスオンリーで生きるためには、囲い込むための作業のほうが遥かに多くなってしまうかもしれません。
pp.285
下から目線で変革の先を生きる
低収入の方たちや仕事がない方たちこそ価値観を変えて、カネを追う人達より幸せになってほしいという思いを込めています。Upを目指す人はみな競争に明け暮れてアップアップし苦しそうです。そういう人達はたいてい、日経新聞を読んで、間に受けて、TPPに賛成し、原発も必要だ、などと真実も知らずに社会への無知を曝し、競争に負けるやつは弱いからだ、などと、ののしります。生活保護の人、仕事が無い穂t、ニートたフリーターの人を、上から目線でばかにして、競争社会をサバイバルしているという自負心でなんとか自分を保っています。そんなkれらも、遅かれ早かれ必ず競争からこぼれて下に落ちてきます。自ら降りるのではなく、会社から落とされるほど、悔しく理不尽なことはありません

pp.287庶民を巨大経済システムのもとで働かせて給料を渡し、余分で必要のないものを消費させることで、一部の大金持ちは潤っています。大金持ちは既得権益を守るために、裏から表から政治家にカネを配り、政策を自分達の利益に誘導します。利益のため、経済のためなら、戦争も環境破壊も人権侵害も憚りません。

④ホンモノと出会い、ホンモノの人と長いスパンで付き合う

 

pp.142ホンモノは、値段が高く、コストが増えると思っていましたが、必要のない調味料を買う必要がなくなったので、トータルコストはあまり変わりませんでした。
pp。145長持ちするものを愛着を持って使用することを、私は「ロングタイム」と言っています。ロングタイムは長期的にコストを下げ、買い替えの手間を省いてくれます。

⑤社会が変わるには、多くの時間がかかる。だが、変わるのは確実で変わらなければ、滅ぶだけ。

pp.147ゆっくり少しずつ変えてゆけばいい。私は社会を変えたいと思って小さい店を営んでいます。でも、急に変えようとすると、様々な軋轢が生まれるものです。敵も作ります。ストレスも増えます。大きな革命では、多くの血が流された歴史がたくさんあります。
pp.149人が変わるにも、社会が変わるにも、時間が必要です。江戸時代が終わって明治時代に移り変わる大革命の歴史には、教科書ではたかだか数ページで説明されています。読んだら数分です。しかし実際の大革命は、1853年のペリー来航から、1871年の廃藩置県まで、およそ20年の長きにわたります。変革の必要性に気づいた人が、少しずつ行動を始めていったのです。そして最後に徳川幕府は、大政奉還から江戸開城に至るまで、無欠で権力を手放すという歴史的選択をしました。
社会が変わるスピードが早まるのは、変革の必要性を感じて行動する人が全体の5%を越えたときだといいます。5%になるまでに長い時間がかかるのです。今、持続可能な社会に向けて行動し始める人がどんどん増えてきました。5%までは着ていませんが、その臨界点が近いことはたしかです。
150 今、古い経済システムは自ら崩壊を始めています。大きな変化は始まったばかりです。古いシステムにしがみつくか、変える側に立つか、それは一人ひとりの自由です。でもこの変化への潮流は変わらないでしょう。もし変えられなければ、”しかたない”問い板ながら人類は滅んでゆくしかないのですから。

⑥人は、苦労話が好き。

 確かに、苦労話が絶えませんね。自分も、何かしら、苦労話しますもん。
おそらく、昭和期であれば、そういった

「苦労したけど、だからこそ今があるんだ。苦労したから成功したんだ」論が1番優れていたのでしょう。

 

 

あと、

 

人は、自分の生き方に不満があるとき「他人の苦労話や失敗談を聞く」のが好きです。

 

なんで、それが当たり前だでした。でも、それも、もうやめましょうっと、高坂さんは言っています。

pp.165「どんなことで苦労しますか」と聞かれると、「苦労なんてないよ、全部楽しいよ」と笑顔で返します。人は害して苦労話が好きなものです。かつて開業前の私にも、苦労話をたくさん話してくれた人がいました。だから「大変だよ」で話を締める。そんなことを聞かされたら、たいていの人は夢をあきらめてしまうでしょう。苦労話をする人は「大変なことをしている自分」というものをつくりが手、人に認めてもらいたいのかもしれません。
 
私には本当に苦労がありませんでした。好きなことをする過程での苦難は、苦労ではありません。いやなことをすることが「努力」や「苦労」だと私は認識しているので、夢の開業には、いわゆる「苦労」に当てはまる事柄が一切ありませんでした。
 
pp.184
半農半Xで、好循環スパイラルに。Xには「自分の天命なしごと」を当てはめて欲しいという思いがこめられています。
 
 
手段として農に取り組んでも大変だし面白くない、と思うかも知れません。しかしながら、実はその逆です。農作業は実に楽しいものです。土に触れることは大きな喜びになるでしょう。そしてその果実は”X”にも還元されることでしょう。
 
何より、農的ライフは、楽しくてたまらないこと。一人ひとりの持久力が向上すれば、おのおのの未来への不安はなくなること。大きくて変えがたいシステムに右往左往する必要がなければ、永遠と思っていた「自分探し」が終わること。結局は一人ひとりが微力なりとも未来社会を変えてゆくのだということ。
講が考えることができれば、会社に勤めながらも、”ダウンシフトすること”を恐れる必要はありません。会社を辞めても、”大丈夫”という根拠になるかもしれません。大きなシステムを降りても、”何とかなる”という自信になるかも知れません。

⑦就職、子育てにも大きな変化がある。

就職も巨大経済システムの一部であるから、それをしない選択もありじゃない?っとおっしゃっています。 確かに、高校・大学卒業→就職ルートも、見直されていい時代ですよね。
就職することから降りる
医療システムから降りる。患者や病気が減ってこそ医療機関やお医者さんが儲かるシステムになったらいいなあっと思います。
予防医療はコストがかかりません。国の医療費予算も少なくなるし、病人も少なくなるし、お医者さんは儲かる上に尊敬されるようになるでしょう。
子育ても、大学に行くから、塾や習い事に行くから、とてつもない費用がかかるわけで、西欧諸国のように、学費(ほぼ)無料だったり、塾や習い事そのものが当たり前でない社会であれば、費用も抑えられますよね。そもそも、いい大学にいって大企業に入社するために、塾があるわけですし、その法則が成り立たなくなってきた、今では、変わるのも必然ですね。
pp.205子育て
たまにTSUKIには中学校すら出ずに大人になったお客様が数人います。農で完全自給をしている家庭のお子さんに多いのですが、彼らはあるときから自分で学ぶ力を備えていあっぇ独学で多くを学び、たいていが20歳前に一人立ちし、海外に一人旅をしたり、自分らしい生き方や職業に向かってまい進しています。
pp212「横出世」という言葉があります。会社での労働以外に、家庭、地域活動、市民活動、趣味活動で、必要とされる存在になることを示すステキなことば だなあっと思います。会社以外にも自分の存在価値を見つけて、そちらでも活躍する人は、出生のいかんにかかわらず、老後を幸せに過ごせる場合が多いそうです。

⑧日本は、 発展”過剰”国

 

これめっちゃ思います。日本は、サービスやお客様、モノ的豊かさが、”異常な”国なんですよ。

フランスとか、サービスの”サ”の字もないですからね。逆に、”お客様”が、愛想よく”サービス”しなきゃいけないくらい。”モノ”も、日本だとすげー高品質で、壊れないですよね、保証もたくさんついて、サポートも充実していますよね。だから、何か問題があったとき、自分じゃ何もできなくないですか?それが、巨大経済システムや、一部の金持ちに依存していることになるんです。

フランスだと、トイレや電気が故障することはしょっちゅうあって、業者もちゃんと働かないので、自分で直すしかありません。それが、自分で生きることにつながるのかなあっと思います。

 

日本人は、日本の便利さに酔いすぎていて、それに縛られていることに気づいていません。自分も、その1人です。

葛藤はその人だけの悩みではなく、社会全体で多くの人たちに起こっていること。その原因の多くは、巨大化しすぎた経済にあること。だかた、自分だけを責めないで欲しいこと。がんばって耐えても、会社や政治が護ってくれるとは限らない時代になったこと。
今を犠牲にして未来のためにお金を貯蓄しても、大きな経済システムが激動期にある中で、お金そのものがどうなるかわかりません。それより、今の循環する関係性を未来にも続けていけば、カタチが、お金や、食べ物や、行為や、想いなどに変わるだけで、大きな心配にはなりません。
私にとって農作業は哲学タイムです。草取りで汗があふれ出すと、そこに気持ちよい風が吹いてきます。仰げば高く澄んだ空。疲れたら休み、虫の音を子守唄に居眠りし、また気ままに作業を再開。そんな中で、哲学という名の瞑想と妄想に入ってゆくのです。
日本は発展”過剰”国です。モノが余っていて、捨てるのも苦労する時代です。これからの時代、欲しいものはしんぴんを買うのではなく、「中古」「貰う」「直す」で充分に欲求は満たされます。
女性が男性に負けないくらいがんばらないと社会で認められないなんて、オカシイでしょ!。
女性が女性の特性を活かして、特性を活かして社会で活躍できる社会じゃないとね。そういう社会は、男性にとっても男性的競争価値に引き込まれない要素になると思います。

⑨従来の拡大思考から、引き算思考へ。

2000年の歴史で、人類は、拡大する方法を考え成功してきました。今度は、拡大ではなく、いかに小さく生きるか、自分のやりたいこと・好きなことを出来るかが、問われているのでしょう。そのための、方法として、高坂さんは、「引き算思考」を提唱しています。

 

 

引き算思考
儲けるためのビジネス書を読むと、あれもこれもと「しなkればならないリスト」が沢山掲げられていて、そのコストを積み上げただけで、「開業なんて無理」と思わされてしまいます。そういう本を読んだら、ほんとかなぁ?と疑ってください。小さな生業では、しなければならないリストの項目をどんどんゴミ箱に入れて、やることを減らしてください。コストも小さくなって、なんだ、生業なんて簡単にできそうじゃん。っって思えるはずです。

「先回りする思考法」でも、佐藤航陽さんが、貨幣経済→情報経済への移行や、労働と趣味の境目がなくなる、とおっしゃっていたのですが、お二方とも、言葉や表現、活躍されている場所も違うのに、近いことをおっしゃっています。
とても、おススメですので、ご一読を!

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