【フランス・ヴァンデ】ヴァンデ県田舎の博物館でフランス革命政府の(若干)負の歴史”ヴァンデの反乱”を勉強する

ヴァンデ地方の歴史博物館に行ってきました。

Q.ヴァンデの反乱とは?

Wikipedia先生にきいてみましょう。

ヴァンデの反乱(ヴァンデのはんらん、仏: Rébellion Vendéenne)は、

フランス革命期に発生したカトリック王党派の反乱

である。

ヴァンデ戦争(仏: Guerre de Vendée)とも言う。王党派を白軍(白服)、共和国側を青軍(青服)と言って区別した。

1793年3月、30万人募兵令に反発する農民たちの蜂起によって、フランス西部ヴァンデ地方を中心に一気に広がり、

フランス革命戦争でも苦戦していた国民公会を危機に陥れた。

しかし共和国軍が反撃に転じるとカトリック王党軍はロワール川の北に追い詰められ、1794年12月のル・マン、サヴネの戦いの敗北によって組織的抵抗は壊滅した。

以後は少人数によるゲリラ戦に変化して長く不毛な戦いが続いた。

ヴァンデ側の指導者は相次いで死亡して、

1796年7月にはオッシュ将軍によって鎮圧宣言が出され、寛容令もあって宗教的動機をもった農民の反乱は終息に向かったが、

今度は外国に援助された王党派亡命貴族が抵抗を継続した。

コンコルダートを結んで和解を進めた第一統領ナポレオンが 1801年に正式に終結させた後も、彼らの活動は続いた。

正確な数は不明だが、犠牲者は30~40万ともいわれる。

ブルターニュ、メーヌ、アンジュー、ノルマンディーで発生したシュアヌリ (Chouannerie) の反乱と密接に結びついており、これらの反乱は時に『西部戦争(仏: Guerres de l’Ouest)』と総称される。

引用元-wiki/ヴァンデの反乱

フランス革命は

”カトリック=王さまたちの権力”から独立すること

人間は自由であり平等であること

を目指したものです。

しかしここヴァンデ県の人々はカトリックをあつく信仰しており

ルイ16世とマリーアントワネットがギロチン処刑されたあともカトリックとフランス王を信仰していました。

フランス革命で成立した当時のフランス政府に賛同することができませんでした。

そこで反乱を起こしました。

しかし無残にも敗れ去った。

その歴史をここで紹介しています。そしてこのヴァンデの反乱で犠牲になった人々の意思はいまのフランス人のこころに残っています。(学校で学ぶそうです)

ヴァンデの反乱を理解するためのタイトル

1:Historial-de-Vendeeヴァンデの歴史博物館

住所:Allée Paul Bazin, 85170 Les Lucs-sur-Boulogne
料金:一般8ユーロ 18~25歳5ユーロ 18歳以下タダ

ヴァンデ地方の歴史を紀元前7000年前から知ることができます。

過去から現代までコンパクトにまとめてありここだけで丸1日過ごせる。

歴史用語・考古学用語がたくさん出てきます。

パリやボルドーのような大都市にある博物館とちがって外国人観光客はいませんでした。

フランス人がヴァンデの歴史を知るための施設となっています。

入り口はこんなかんじ。

①La préhistoire史暦以前ゾーン


②L’Antiquité古代ゾーン

③Le millénaire médiéval中世ゾーン

④L’époque moderne 近世

⑤La guerre de Vendée ヴァンデの乱

ここではフランス革命期起こったヴァンデ地方のカトリック信者王党派たちの反乱をテーマにしています。

フランス共和国はフランス革命によって自由・平等・博愛という理念で成立しました。

しかしその裏ではたくさんの虐殺・犠牲・抑制がありました。

日本でも江戸時代に九州で島原・天草の乱や明治時代に西南戦争という内戦がありましたよね。

それとおなじようにフランスでも当時の中央政府にたいして戦争を起こした人々がいたのです。

⑥カフェで一服

カフェ1杯1.5ユーロ。

カフェの店員のお兄さんはラ・ロシェルの大学の学生さんでした。

土日だけこの博物館で働いているそうです。

とてもかんじの良いひとでお客さんが少ないので講義の予習をしていました。

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2:Logis-de-la-Chabotterie シャブロットの家

住所: Château de la Chabotterie, 85260 Saint-Sulpice-le-Verdon
料金:一般7ユーロ 18~25歳5ユーロ 18歳以下タダ

もともとは地主の住まいだったものを誰かが個人で買い取って博物館として公開しています。

ちょうでかい・・・

近世のフランスのお金持ちこんなところに住んでたのか。

博物館ではヴァンデの乱に関する貴重なものがたくさんありました。

①クラシックなホテルに泊まれるよ

1泊379ユーロ(45724円)~で泊まれるホテルがありました。

高すぎw

超クラシックなホテルなんで裕福なフランス人とかが泊まるのでしょう。

②いざ博物館内へ!

博物館は

お城

です!

博物館内ではリスニング用の機械を1人1つ持ち歩きます。

そしてこの機械をこのオレンジ色のマークに近づけると説明が流れる。

こんなかんじ。

ヴァンデの乱について各パネルが説明してくれます。

目を背けたくなるような重いはなしも・・・

③おみやげコーナーもあるよ

順路を進むといったんおみやげコーナーにでます。

ここでマグネットを購入。


<反乱の指導者>

④日本人好みのフランス装飾コーナー!!

おみやげこーナーをパスするとこんどは近世フランスの装飾展示コーナーに入ります!

日本人が好きな近世フランスの部屋・装飾・オブジェが置かれています。

当時のフランス人(金持ち)の生活をありのままに再現。

こちらはLe déman du jeu 悪魔のあそびという昔のゲーム。

みんなで食べるところ

キッチン

チャペル(お祈りするところ)

寝室

司令室・・・もともとはヴァンデの反乱の指揮官たちが使っていたが、のちにフランス革命政府が占領し利用した。そのためフランス共和国の帽子や衣装がみせしめとして飾られている。

個人部屋(天体観測・楽器・文筆・日記をするところ)

家政婦さんの寝床(屋根裏部屋でなにもモノがなくてびっくりしました。格差はげしすぎだろ~)

ものおき

近世のお金持ちの家のミニチュア展示コーナー

⑤お城の庭がとてもきれい!!

展示物を見終わってこんどはお城の庭に出ました。

超きれい!!

ドラマの世界のよう。

春や夏には花が咲いてきれいなんだろうな~。

以上です。

この2つの博物館は車がないよカンタンにこれません。

でもそのぶん地元の人や年配のフランス人ご夫婦しかおらず静かな雰囲気のなかで見学することができます。

パリから離れた地域だからこそフランス革命の負の面も惜しみなく学べます。