日本人全員にアメリカ英語を押し付ける前になぜ他の国の人は英語を話せるのか考えるべき

日本では英語ができないことが悪いことだとされています。

しかしこれは本当にそうなのでしょうか?

今回フランス・ボルドーに3週間滞在していました。

フランスにいてもYoutubeを見てましたが気になることがひとつ。

おなじ検索ワードでも結果がちがう

フランス語の結果ついで英語の動画が出てきます。

当たり前ですね。

で日本おなじようにYoutubeで動画探すと日本語の動画ばかり出てきます。

しかもちゃんとした質の動画が。

わたしはここで日本ってほんとに恵まれてるなっと思いました。

1:国際学力調査で上位でもないのになぜ英語が話せるのか?

この疑問考えたことありませんか?

よく日本では英語が話せるから頭がいいといわれます。

わたしはそう思いません。

フランスでは英語が話せようがあたま良いとは思われません。

スーパーのおっちゃんやそこらへんに日本でいう”話せる”レベルのひとはゴロゴロいます。

日本は英語を話さず日本語で文化・学問・産業を発展させた国です。

そんな英語を話す必要がなく上達する環境もないのに英語をやる余裕のある人が多いんじゃないでしょうか。

だから英語を話せること自体と”あたまがいい”ことに関連性がなくとも

英語を話せる=頭が良い

と日本では思ってしまうのです。

ではじっさい「英語が話せる=頭が良い」なのでしょうか?

わたしはそうは思いません。

日本より貧しい国々では日本人より英語が上手な方がたくさんいらっしゃいます。

しかしかれらが日本人より教養の水準や教育レベルが高いとは思いません。

国際学力調査で日本はつねに上位です。

OECD生徒の学習到達度調査(PISA2015)

科学リテラシー全体 1位シンガポール 2位日本 3位エストニア 4位台湾 5位フィンランド 6位マカオ 7位カナダ 8位香港 10位北京・上海・江蘇・広東

読解力の平均得点 1位シンガポール 2位香港 3位カナダ 4位フィンランド 5位アイルランド 6位エストニア 7位韓国 8位日本 10位ノルウェー

数学的リテラシーの平均得点 1位シンガポール 2位香港 3位マカオ 4位台湾 5位日本 6位北京・上海・江蘇・広東 7位韓国 8位スイス 9位エストニア 10位カナダ

英語が上手な国の人々よりも勉強ができる。

これはまぎれもない事実です。

ほんとうに日本国民が英語を話せるようにならなければならないのか?

観光業や外国関係の仕事ならまだしもその他多くの日本人が英語を流暢に話す必要はないです。

それよりもまず

日本人は外国人になれることのほうが先です。

いくらペーパーテストで満点とれても対面でなにもいえなければ意味ないです。

臆せずコミュニケーションをとる。

そちらのほうが必要なスキルです。

英語が上手な国民の方々は

母語では遊びも学習もビジネスもままならないんです。

だから話す。

日本人だって日本の国力が落ちて先進国から脱落すればいやでも英語を流暢に話すようになるでしょう。

2:選ぶのに困るほど娯楽にあふれているのは幸せなこと

日本には娯楽がたくさんあります。

マンガ・アニメ・日本映画・ドラマ・バラエティ・ファッション・邦楽・カラオケ・ショッピング・ゲームセンター・カードゲーム・ゲーム・・・

外国ではアメリカの娯楽が圧倒的シェアを誇っています。

自国の娯楽がこんなに充実している国なんて世界に数えるほどしかありません。

ぶっちゃけアメリカと日本くらいでは?

ドイツやイギリスやフランスですら若者はアメリカの娯楽を消費しています。

自国の娯楽は本当に圧迫されている。

アメリカの音楽を聴きアメリカの製品を使いアメリカのテレビ番組や映画を見る。

フランスではフランス語を守る為に様々な法律で英語を規制していますがその流れを変える事はできていません。

3:自分の国の娯楽を紹介できるのは幸せなこと

外国の方に好きな歌手や映画やドラマを聞かれたときに

自分の国のものを答えられる人が世界にどれだけいるでしょうか?

自分の国のものではなく英語圏やその他の自分の国のものではない娯楽しか答えられないとしたらそれだけ自国の娯楽産業が衰退しているということです。

フランスに行って思いました。

わたしは欧米圏の歌手やドラマや映画や流行を知りません。

だからフランス人を初めとする欧米のかたがたに

知っている前提でアメリカのものを紹介されたときに「は?知らんわ。っていうか日本人はだれも知らないと思う。一部の洋楽ファンだけじゃん。」

って反応してました。

なにしろ”世界中で知られている”と思っているのですから。

勝手に世界を語るなよっと思った次第です(笑)

4:アメリカ以外の文化をもっと知ろうよ

だからといって日本文化のみ知っていればいいわけではありません。

それは文化的傲慢を招きます。

日本に必要なのはアメリカ以外の国の娯楽(文化)を知ること。

日本人全員がアメリカの方向に向いていたら国として危険です。

ほかの国に同じ言語を話す人がいる中華圏やフランス語圏や英語圏の人々ならともかくわたしたち日本人は日本語という日本人しか使わないことばを使っています。

しかもほぼ全員が日本に住んでいる。

あるていど外国に関心のある人、外国語が得意な人を各国に分散させる必要があるのです。

それなのにいまの日本ではアメリカ英語とアメリカの娯楽にだけ興味・関心を抱かないような教育の仕組みになっています。

フランスに滞在したことのある方なら分かると思いますがこの状況は異常です。

フランスでは国民全員が英語以外の外国語を義務教育で学習します。

だいたいがスペイン語かドイツ語です。

それに自分の親や祖父母の母語であるアラビア語やスペイン語やイタリア語を話すのも珍しくありません。

文化的に2つ3つ関心を持つようになっています。

日本は小国ではありません。

中国やアメリカのような大国ではありませんが地域大国です。

経済力を持っている。

その自負を持って複数の国の文化を知ろうとすることはアジアの地域大国としての責任ではないでしょうか。

日本国内だけに目を向けていれば良いとかアメリカを初めとする英語圏だけ見ていれば良いというのは日本人は言ってはいけないと思います。

人口1億2千万人、世界第3位の経済大国でG7のメンバーである日本が自分とその周辺しか見ていないのは無責任じゃないでしょうか。

生活に余裕のない人がほとんどです。

だからもし生活にちょっと余裕があって外国に目を向ける余裕のある日本人はアメリカ以外の国に興味・関心を持つべきです。

5:フランスでは日本ほどアメリカ万歳してない

つけたしですがフランスでは日本ほどアメリカ万歳していません。

それはもともとイギリスとフランスがアメリカ建国の始祖であり

フランス人が日本人以上にアメリカを知っているからです。

なんかかっこいいという日本でよくある感覚ではなく

あそこ(アメリカ)はわたしたちとは違う

といった感覚。

イギリスの存在も大きい。

アメリカ英語はアクセントが非常に強いです。

イギリス英語とはまったく異なります。

フランスではアメリカ英語よりもイギリス英語のほうが主導です。

イギリスといった国自体に憧れや羨望を抱いているフランス人も多い。

ぎゃくにアメリカに対しては冷めた印象を持ったフランス人が多いんです。

こういった事情を知るのも英語ができるようになるより重要なことですよね。

以上です。

もっと生きやすく

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