【フランス関係ない・書評】週末読んだ本の紹介

今回も書評します!

1:なぜ日本は若者に冷酷なのか: そして下降移動社会が到来する 山田 昌弘 おススメ度★★★★

日本の弱点が書かれています。たとえばここ。

pp..245
社会学的に言えば、リスクへの対処法には、2種類ある。一つは、そのリスクが起きることを事前に防止するものである。
そして、もう一つが、リスクが起きたとき、どうするかを事前に決めておくものである。そして、日本人、そして、日本社会は、前者のリスク対策が優れていても、後者はまったく苦手である。

日本ってあくまで失敗しないことを前提に社会ができていますよね。
受験に失敗しない。就活に失敗しない。仕事に失敗しない。夫婦生活に失敗しない。家族関係に失敗しない。
電車が遅延しない。クラスは仲悪くならない。・・・

だからうまく行かなくなったときを想定した対策が苦手なんです。

それをうまく表現している。

pp.56
結婚後は男性が家計を支えるのは当然という意識。そして、それを当然とする社会制度が残り続けるかぎり、結婚したいという願望が高まっても、かえって結婚が遠のくという状況は変わらない。欧米では、男女共働き化が進んでいるうえ、手厚い育児手当など社会保障の下支えがある。

内閣府の2010年の国際比較調査でも、結婚や同棲生活に必要なものとして、十分な収入が必要という項目に賛成しているのは、スウェーデン14.4%、フランス15.5%、米国36.9%であるであるのに、日本は53.4%、韓国は67.2%とかなり多くなっている。この両国で少子化が深刻化しているのだ。

まさにこれ。

ぼくがブログの目的
の「3もっと具体的ないきさつは?⑫なぜ日本の男性がうける大変さや理不尽さは黙殺されるのか?」

で書かさせて頂きましたが、フランスでは日本よりも男性に対して収入で判断する傾向が薄いです。

これは男性自身の自信にもつながってきます。

フランスでは定職についてない男性でもなぜか自信ありげ・・・・に日本人女性をナンパしてきます。

そんな自信どこから湧いてくるんだよってなりますが、そもそも日本のような収入=その男性の格みたいな風習は薄いからです。

2:ルポ ニッポン絶望工場 おススメ度★★★★

日本に来る留学生ってどういう待遇なの?

その疑問に答えます。

出稼ぎの外国人に、日本人がやりたくない仕事をやらせるって根本的にどうなの?

って点に言及しているのが素晴らしい。

pp..8
日本人の嫌がる仕事を外国人に任せ、便利で快適な生活を維持していくのか。それとも不便さやコストの上昇をがまんしても、日本人だけでやっていくのか。
私たちは今、まさにその選択の岐路にいる。

貧しい国に生まれ育った外国人であろうと、彼らも同じ人間である。日本人にとって嫌な仕事は、彼らも本音ではやりたくない。
これまで私は、日本に憧れてやってきた若者が、やがて愛想を尽かして去っていく姿を何度と無く目の当たりにしてきた。”親日”の外国人が、日本で暮らすうちに、”反日”にかわっていくのである 。

これありますね。日本に来て”反日”になるパターン。

自分が外国に一定期間滞在したことのある人なら、いかに外国人が弱い立場にいるか分かるでしょう。

僕もフランスで”外国人”として滞在しましたが、やはりその国にいるネイティブが”気づく”ことが必要なんではないでしょうか。

コンビニの仕事なんか顕著です。

あれ過酷なんですよね。

日本人従業員が不足しているからってアジア系の外国人にやらせればすむ問題なのでしょうか。

近いうちに、コンビニの外国人従業員労働問題は、日本の社会問題になります。

3:お金が教えてくれること ~マイクロ起業で自由に生きる~ 家入 一真 おススメ度★★★

家入さんがお金に関する姿勢を述べています。

文章を長くするために要らない接続語や副詞がついているのが気になりました。

しかし読みやすさで言えば群を抜いています。

会社に依存する危険性とそこだけで生きるということを説明してくださっています。

pp..83雇われるリスクを考えてみる。
たった一つの会社に、たった一つの出所のお金に依存しないこと。いろんな顔を持って、いろんな仕事を持つ。
僕は一つの事業やプロジェクト、特定の人に依存したくないし、僕の周りにいる子たちも僕に依存してほしくない。人は簡単に依存する。依存は思考停止だ。

pp..96経営者は「搾取」するのが当たり前
雇用は結局のところお金でつながった契約。

経営者の立場からすると、雇用は一種の奴隷契約。
雇う、雇われるっていうのはそういうこと。だから、もしその状況に不満があるなら、文句ばっかりで動かないよりは、さっさと自分で会社を作るか、会社以外のいろいろな顔作って動きだそうよ。

ブロガーやユーチューバーやアフィリエイターが最近すごく出てきていますが、それにかっこつけてやっても儲からないって言ってるんですね。

pp..150「儲かりそうだから」ではビジネスにならない
あと「おもしろそうだから」も近いかな。漠然と「おもしろそうだから」っていうのは、別にその人がやる必要ないと思ってる。
その人がやる必要性が薄いものは、他の人がやってもいいわけだよね。結局、そんなのまねされたら終わり。

自分にしかできないこと。自分が好きだからやっていること。

それをいろいろ試すのが大事なんすね。

以上です。

もっと生きやすく。

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