【書評35】『知的複眼思考法』で決めるつけ人間⇒判断できる人間になる為の考え方が身に付く。

ステレオタイプや常識から来る決め付ける人間から、自分で考えて結論を見つけられる人間になる為の考え方を紹介してます。

著者のことばを借りると以複眼思考とは下記のようなものだそうです。

182ページ5行目
複眼思考とは、ものごとを単純にひとつの側面から見るのではなく、その複雑さを考慮に入れて、複数の側面から見ることで、当たり前の「常識」に飲み込まれない思考のしかたです。したがって、ひとつの問いを複数の問いに分解し、それぞれのつながりを考えていく方法を身につけることによって、私たちは複数の視点を得ることができるようになります。

たとえば本書の63ページにて、日本の夫婦別姓問題が例に挙がっています。

・明治31年の民法施行までは、結婚によって女性が姓を変えることはなかった
・韓国では女性は結婚しても姓を変えないが、それはそれぞれの親族を大切にするという理由から来ていて、女性の地位を男性と平等にするという考え方から来ているわけではない

常識や当たり前だとされることから考えると、

・日本で女性は結婚して夫の名字を名乗る≒日本は先進国中もっとも男尊女卑の国
・韓国では姓を変えない≒韓国は男女平等の国

って理屈が必ずしも正しくないって事がよく分かります。

他にも、246ページから、『学校のイジメ』を例としています。
イジメに関しては、イジメを当人たちの問題に留めて判断するのではなく、どういう原因でイジメになったのか分析してます。

イジメは誰にとっても身近な問題なので、とても分かりやすいかと思います。

著者は最後にこう言ってます。

369ページ
当面の問題を少しずらしてみる。それだけでも、その問題がどのような広がりを持っているのかに目が行くようになります。新しい問いが見つかることも少なくありません。問いをずらしていく方法を身につけることで、簡単にステレオタイプに飲み込まれない、自分なりの視点を持てるようにもなるでしょう。自分の視点を持つとは、自分がどのような立場から問題をとらえているのか、その立場を自覚することでもあるのです。

国際ニュースなんかだと特に感情論・正義論(おれが正義だ!正しい!)ってのが先行してしまいます。

しかし、少し引いて冷静になって判断できないときは保留にする、情報をもっと集めるときは集めるなど、色々な側面から物事を見るようにならないといけないですね。

この本だとそうなんか~って自戒になるので勉強になりました。

以上です。

もっと生きやすく。