良い人でも悪い人でもいたくない。”つなぎ”のスタイルを貫く

皆さんは良い人でしょうか?悪い人でしょうか?

わたしはどちらにもなりたくないです。

1:なにが正しくてなにが悪いのか分からない

フランスにいると時々なにが正しくて悪いのかわからなくなります。

日本社会で”善”とされていることがこのくにでは”善”でなかったりするから。

たとえば

店員のお客様第一主義

労働者の会社への忠誠

毎日休まずに学校・仕事に行くこと

です。

フランスでは

店員も客もあくまで対等な関係で店員は客の要求をサポートする立場です。

店員も客の態度が悪ければ文句をいうこともできるし

客は店員に対してもかんじよく接しなければなりません。

労働者も会社にゼッタイ忠誠というよりあらかじめ契約関係で労働を提供しているにすぎません。

日本企業のよりも終身雇用で働くひとは限られており転職するかたが多いので

日本企業と社員のようなサムライとお殿様みたいな忠誠関係は少ない。

学校も仕事も長時間拘束されながら周囲と協調するのではなく

決まった時間でそこそこの結果をだすことを求められます。

小学校から高校までの休みも多い。

部活もないので放課後は友人と町中でだらだらおしゃべり。

大学も厳しいとはいえ日本の大学とおなじかそれ以上に休みがあります。

わたしはこの国でなにが”善”でなにが”悪い”のかわからなくなってきました。

日本では

人の話に傾聴すること

波風立たせず穏便に済ますこと

問題の原因をあいまいにして人を責めないこと

を美徳として学びました。

しかしこの国(フランス)ではちがう。

人の話は聴かないし、

ちょっとでも不満があったら抗議したり、

問題の原因を徹底追究します。

責められたときの責任回避能力も身に付きました。

日本では悪い事をしたらいさぎよく謝ることがオトナですよね?

しかしフランスでは”人のせいにします”

というかモノ?

「あの石があそこにあったからいけないのよ。わたしは被害者だわ」

みたいに。

まじで。

だからフランスに何年も住んでたら日本にいる日本人と話が合わなくなってきます。

悪い意味じゃなくてフランスという環境に適応するわけです。

日本がいいとかフランスがいいとかではなくて陸上生物が水中で生きるのに適応するように自分自身が変わる。

2:日本では成功者ほど聖人君子であることが求められる

大企業の幹部や政治家やお金持ちがプライベートでちょっとでもイメージからずれると超たたかれますよね。

権力者や成功者であるほど。

でもフランスだと必ずしもそうじゃないんですよ。

もちろん会社や国のお金を流用したらたたかれるし捕まります。

フランス政治家の不倫・浮気とかすごいんです。

み~んな不倫・浮気ざんまい。

それでもこの国では政治家やってます。

日本と異なるのは社会的に成功した人であっても聖人君子であることを求められないところ。

日本のそれはモラルとマナーの優れた国として良い面もある。

でも人に聖人君子であることを求めるのはどうでしょうか。

すこし求めすぎな気がします。

フランスの社会はあらかじめ人間は怠惰で間違いをするものという前提で作り上げられています。

(下記記事8番目に書きました)

【日仏比較】素直にフランスのいいところ11選

だからまわりに聖人君子であるよう求める傾向がうすい。

その代わり自分がどういう人間でどうありたいか考え主張していかなければなりません。

だから枠や型を重視する日本とはまた違った人生観があります。

わたしは聖人君子はもってのほか。

悪い人でもいたくないです。

”つなぎ”としての人生観を貫きたい。

もっと生きやすく