【書評48】脳ってすげえ




今日も書評していきます!

1.進化しすぎた脳 おススメ度☆☆☆☆

ガリガリのがり勉の本かと思えば、まったくそうではなくて、
高校生向けに書かれた本なので、医学に詳しくない方でも読める本ですね。

脳科学者でも、分からないことがたくさんあるんだと感じました。

この本が出版されたのが2004年なので、
2020年の今より、脳科学が進んでいなかったとはいえ、
もっと解明されているものだと思い込んでました。

脳は、私たちが考えるよりまだまだ未知のことがあるようです。

私たちの目も手足も脳の力を100%引き出していないそうです。
ということは、科学の力で目や手足を強化できれば、
人類はもっといろんなことができるのかもしれません。

PP.83
じゃあ人間は、十分に脳を使い切っているか?これはどうかな。
僕の考えでは人間も「宝の持ち腐れ」になっているような気がする。

だってしょうがない。指がたまたま10本しかなかったんだもの。
でも指が20本あったら、それに対応した脳の変化が起こって、自在に操れたと思うよ。

〈中略〉

「人間は脳の性能がいいからスゴい」と決めつけるよりも、残念ながら人間にはたまたま指が10本しかなくて、というふうに解釈すべきだと思う。脳はもっともっとポテンシャルを秘めている。

脳が優秀すぎて、私たちがついていけてないっという印象ですよね。

PP.143
目に入った情報だけでは欠陥だらけなので、一生懸命脳がそれを補完している。

PP.145
目に入った光をどう解釈するかというのは、この「私」が意図的に行っているんじゃなくて、あくまでも「脳」が行っている。「私」という存在は、その脳の解釈を単に受け取っているだけであって、脳が解釈したものから逃れることはできない。

『なかなか覚えられない』という経験はありませんか?
子供のころの勉強でも、受験でも、働き初めてからの資格勉強や仕事に関わる勉強など、
覚えられないことで苦労したことのある人はたくさんいるかと思います。

著者である池谷先生によると、覚えられない。記憶があいまいであるということは、
人間にとって、とても大事な能力だそうです。

いろいろな事実や現象から、法則や理論を導き出すために、
人間は、いい加減に覚えるのです。

なるほど~とおもいますよね。

PP.192
記憶があいまいであることは応用という観点から重要なポイント。
人間の脳では記憶はほかの動物に例を見ないほどあいまいでいい加減なんだけど、それこそが人間の臨機応変な適応力の源になっているわけだ。
そのあいまい性を確保するために、脳は何をしているかというと、ものごとをゆっくり学習するようにしているんだよね。

PP.193
みんな勉強してて、なかなか覚えられないな、と苦労することがあるかもしれないけれども、それはこの脳の作用の裏返しなんだよね。
しょうがないんだ。ものごとの裏にひそんでいるルールを確実に抽出して学習するためには、学習スピードが遅いことが必須条件なんだ。
そして繰り返し勉強することもまた必要なんだね。

脳の専門家である池谷先生の話はとても興味ぶかいです。
というか、ふつうに生活していたら、聞くことができません。

この本は、中高生向けに書かれた本なので、難しい言葉や専門用語があまり出てきません。
後半は、少し専門的な話になってきて、正直難しいですが、
前半部分だけでも、読む価値ありです。

以上です。

もっと生きやすく。

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