【書評51】若者ホームレスとは?




ルポ若者ホームレス 著:飯島裕子

おススメ度☆☆☆☆

ホームレスの平均年齢が下がっているという社会現象に対して、
言及した本です。

とにかく、インタビュー調査を多くしたことが伺えます。

個人的には、本の最後209ページから、222ページまで、
説明されている、品川さんというホームレスの方のエピソードが
記憶に残ってます。

若者がホームレスになるのは、
階段を転げ落ちるかのように、
いくつかの段階があるようです。

PP.136
正社員などある程度安定した仕事に就いていた若者が、退職と同時に即路上へ行くというケースはほとんどなく、

大半の場合、安定した仕事を辞めた後、期間社員、アルバイト、派遣といった不安定な仕事を経て、路上へ出ていることが明らかになった。

つまり安定した就労が継続的に得られていたなら、彼らの大半は住居を失うことはなかったわけで、アルバイトや派遣社員といった不安定な働き方こそが彼等をホームレスへ追いやったということができる。

PP.171
一度は正社員として社会に出た彼らだったが、その後、「別の可能性を探りたい」などの理由で退職。

しかし、安定した仕事を得られず、転職を重ねるうちに、正社員⇒契約社員⇒派遣社員と待遇や労働条件は悪化していった。

この本の出版時期が2011年で現在(2020年)よりも、不景気ということもあり、
就職してからの転職の難しさが、ひしひしと伝わってきます。

正直、ホームレスの方と接点を持って話を聞く機会というのはあまりないと思います。
この本で、ちょっとでも、ホームレスの若者について知るのも良いかと思います。

以上です。

もっと生きやすく。

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