【書評64】『君たちはどう生きるか』の感想を一言で言うと「足るを知る」ことの大切さ




目次

君たちはどう生きるか (岩波文庫) おススメ度☆☆☆☆

1:当たり前は当たり前じゃない。足るを知るということ

超有名本ですね。

他のサイトでもたくさん紹介されているので、

1つだけ勉強になったなという点を紹介したいと思います。

それは、『足るを知る』ということです。

主人公のコペル君に、コペル君の叔父さんが言った下記のことばが

印象的でした。

PP.136

ありがたいという言葉によく気をつけたまえ。

(中略)

この言葉のもとの意味は、「そうあることがむずかしい」という意味だ。

「めったにあることじゃない」という意味だ。

(中略)

ところで、広い世の中を見渡して、

その上で現在の君をふりかえって見たら、

君の現在は、本当に言葉どおり「ありがたい」ことではないだろうか。

①日本社会は、みんなが頑張って働いてくれているから、うまく回っている。

私たちの周りには、当たり前があふれています。

でもそれってほんとうに当たり前なことではありません。

コンビニで365日24時間買い物ができるのも、

そこで働いている人がいるからだし、トラックのお兄ちゃんが頑張って、

商品を届けてくれるからです。

そのトラックだって、ガソリンが無ければ動かない。

ガソリンがガソリンスタンドで適正な価格で売っているからこそ

トラックで商品を運ぶことができるのです。

自分の想像以上の数の人が、頑張ってくれているからこそ、

日本の社会は、安全・快適で、好きなことをして一人一人生活できるのです。

②フランスでは、日本ほどみんなが頑張って働いてないから、
不便なことやトラブルが日常茶飯事

フランスには、日本人の働きすぎを、揶揄する風潮があります。

でも、私はフランス人は日本人には信じられないほど、テキトーに働いているから、

フランス社会は、不便だし、トラブルが多いのだと断言します。

たとえば、役所に行けば、名前を間違えられて、アカウントが2つ作られてしまうし、

書類を無くされるので、行政手続きが6か月~1年遅れることがあります。

日本だったら、裁判ざたになりますよね。

それでも、フランスでは、私は知らない。私のせいではない。

と責任逃れする役所の従業員(郵便局・銀行・他の民間企業も同様)が

本当にいっぱいいっぱいいます。

日本社会の快適さ・安全性・確実性・正確さは、

日本人が頑張って働いているからこそ、成り立っているのです。

これは、当たり前のように見えて、当たり前なことではありません。

勤労感謝の日を一年に一回ではなく、毎週やっても良いくらいです。

2:有名高校や有名大学に進学するのは当たり前じゃない

これは、私の経験則ですが、

裕福な家庭に生まれた人ほど、自分が恵まれた環境で育ったことに気づいてません。

鈍感です。

一般的に、有名高校や有名大学に進学できるのは、当たり前ではありません。

それにも関わらず、裕福な家庭に生まれると、小学校や中学校から、

周囲の子どもも、裕福な家庭の子ばかりなので、

それがふつうだと思い込んでしまうのです。

中高一貫校(or裕福な家庭の多い地区の公立中学校)と塾の往復で、

子ども時代が終わってしまうので、

本当に貧しい家庭の子どもはおろか、その他一般家庭の子どもとも

接点をもたずに、大人になってしまうのです。

大学生になって飲食業等の接客業のアルバイトをしたときに、やっと気づく裕福層も多いのではないでしょうか。

3:ホワイト企業に就職するのも当たり前じゃない

いまの日本でホワイト企業に就職するって、

けっこう低確率ではないでしょうか。

ホワイト企業を、給料がそこそこもらえて、

残業も少なくて、職場の人間関係も良好な会社とすると、

けっこう少ない気がします。

4:上場企業に就職するのも当たり前じゃない

上記3と関連しますが、

上場企業に就職できるのも、当たり前ではありません。

人手不足といえども、今後日本経済が成長する可能性はほとんどないので、

企業もバンバン学生を採用できません。

だから、上場企業に就職できる学生も一部の学生に限られています。

5:まとめ

人によっては当たり前なこと

(=有名高校や有名大学に進学すること、ホワイト企業に就職すること、上場企業に就職すること)

も、また別の人によっては当たり前ではありません。

大切なことは、足るを知るということ、今の自分にあるものを見つめることです。

以上です。

もっと生きやすく。

画像引用元:Photo by Michał Parzuchowski on Unsplash

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